社会情報教育研究センターの目的

 人文・社会科学系の研究においては、量的・質的調査、フィールドワーク、文書資料収集などの一次資料に基づく研究がますます重要になっている。

 また、公的統計の二次利用(調査票情報の活用、匿名データの利用等)や社会調査結果(マイクロデータ)に基づく研究が一層求められるようになっている。人文・社会科学分野を多く擁す本学では、個々の教員による個別分散的な技法伝授の非効率性に悩まされてきており、これを脱し、情報技法、調査技法、統計技法の更なる活用による研究教育の組織的な支援体制を整備することが求められている。

  立教大学では、そのための情報基盤を整備するとともに、全学の教育研究を支援することを目的として、2010年3月、教育研究支援機能、受託調査支援機能、データ・アーカイブ機能を備えた『立教大学社会情報教育研究センター(Center for Statistics and Information)』を設置した。

  当センターでは、全学的な観点から情報・統計・調査リテラシーに関する教育を学部・大学院において必須となる研究リテラシー教育として位置づけ、その教育プログラムの開発・調整・提供を行う。とくに大学院教育においては、プロジェクト型授業や大学院生のフィールドワーク・フィールドリサーチへの調査方法論の観点からの支援・助言を行う。そこで用いる教育コンテンツ提供も行う。

  また、公的統計二次利用のためのサテライト機関としての役割を果たすことを目指すとともに、研究調査ポートフォリオ・データベース(研究調査プロセスの記録)と社会調査データアーカイブズを基盤とした調査研究支援を行う基盤を構築し、全学的に統計・調査・研究者支援のサービスを提供していく。
当センターが設立されたことで、人文・社会科学系関連の多くの実証研究における、調査の企画、実施、分析、報告、及び、研究成果の蓄積・公開までを一貫してサポートする体制が築かれたと評価されるようセンター機能の充実を目指していきたい。